エッセイテーマ「書きやすい」観点から選ぶ3つのポイント
目次
「ブログや冊子で、エッセイを書こうとしたら、選んだテーマでは書きづらかった…」
そんなときのために、エッセイのテーマを「書きやすい観点」から選ぶポイントを、3つ紹介します。
「エッセイテーマ・書きやすい度数」も付けました。
星は
・★★★=3点
・★★☆=2点
・★☆☆=1点
といった形で、3点満点です。
「趣味」から選ぶ
【エッセイテーマ書きやすい度数★★★(3点)】
エッセイのテーマを書きやすい観点から選ぶなら、年単位で続けている好きなことや習い事など「趣味」がオススメです。
その趣味に関する知識や経験は、書くことが楽しくなり、読者にも魅力的に伝えることができます。
ただ、ここでは「エッセイテーマ書きやすい度数・星3」としましたが、同じ趣味でも系統が違えば、書きやすさも注意点も変わってきます。
そこで、エッセイのテーマを「趣味」で選ぶときの「系統別のポイント」をガッツリとまとめました。
エッセイテーマを「趣味」から選びたいという方は
『エッセイを書きやすいテーマ「趣味」で執筆するポイント3選』
を覗いていただけますと幸いです。
「スキル・職業」から選ぶ
【エッセイテーマ書きやすい度数★★★(3点)】
長年携わってきた職業やスキルも、エッセイテーマを書きやすい観点から選ぶポイントの1つです。
ご自身のーー
◆経験
◆見解
◆注意点
◆アドバイス
などを織り交ぜてエッセイにする。
すると、同職やこれからその職業を目指す方に、役立つ情報を提供することができ喜ばれます。
そして、携わってきた職業やスキルは、多少事実確認が必要でも、基本的には自身の脳や体にしみついているもの。
書くことが内側から溢れ出てきてくれて、とても書きやすいと言えます。
職業やスキルに対する情熱さもありながら、冷静に事実も書くことができ、自然と抑揚感(よくようかん)あるエッセイになるでしょう。
「体験」から選ぶ
【エッセイテーマ書きやすい度数★★☆(2点)】
エッセイテーマを書きやすい観点から選ぶポイントの最後は「体験」です。
例えばーー
・イジメ
・差別
・パワハラ
・浮気被害
など、ご自身にとって「辛かったこと」を乗り越えた体験。
またーー
・恋愛
・夫婦生活
・子育て
・介護
・節約生活
・人間関係
・ペットがいる生活
など、日常における「良いこと・嫌なこと」の体験。
そしてーー
・受験
・転職活動
・就職活動
・結婚式
・入学式
・卒業式
など「人生の節目や転機」の体験。
あるいはーー
・資格試験に受かった
・仕事が取れた
・受賞した
・試合に勝った
・喜ばれたプレゼント
など「成功した」体験。
こうした体験エッセイは、同じような体験をした方の共感を呼び起こすことができます。
また、現在「渦中にいる」方にとっては、有益な情報にもなるのです。
そして、体験は脳と体に染み付いているものなので、事実と感情を織り交ぜた文章がスラスラと出てきて「書きやすい」といえます。
ただ、人によっては、
◆失敗した言動が成功につながる
◆成功した言動が失敗につながる
ということもあります。
同じような体験でも「答え」は人によることを頭において、独りよがりな文章にならないよう言葉を選ぶことが大切です。
書きやすいけれど「人によって答えが違う」体験は、書き方に注意すべきなので、星2点とさせていただきました。
とはいえ、読者が助かるエッセイになりますので、書きがいがとてもあります。
「オススメしないテーマ」と「書きやすさの奥義(おうぎ)」
【エッセイテーマ書きやすい度数★☆☆(1点)】
逆に「オススメしないテーマ」とは何でしょうか?
それは「芸能人ネタ」と「時事ネタ」です。
どちらも、TV・インターネット・新聞・雑誌など、書くために他メディアから情報を引っ張ってくる形になります。
たくさんのリサーチが必要な上、本来引用元も書くべき事柄。
元々「自分の所有ではないものをかき集めて自分の記事にする行為」なので、決して「書きやすい」とはいえません。
「時事ネタ」に関しては、元々政治に興味があり、政治について詳しいのであれば、エッセイのテーマにするのも1つではあります。
しかし、時事ネタのなかでも「事件」。
そして「芸能人ネタ」。
これらは、ご本人や当事者の許可なしに「真実かは不明」なことを元に書くので、正直無責任なエッセイになりかねません。
「エッセイテーマ書きやすい度数」としては星1点としましたが「エッセイテーマオススメ度数」は0点です。
「エッセイ」は、SNSでのつぶやきとは違い「1つの作品」となります。
書き手の品性と責任が、SNSより伴うことを念頭においておくことが大切です。
「ご本人」や「当事者」へのコンタクトの難しさから「書きやすさ」とは別ですが、しっかり取材して、エッセイにする旨の許可をいただき、誠意を持って執筆する。
というのであれば、読者に求められる責任ある良きエッセイとなるでしょう。
こうしたことから、エッセイテーマを書きやすい観点から選ぶ最大の「奥義(おうぎ)」はーー
「書く前から書き手の脳と心身になじんでいるもの」
と言えます。
書くときに、ご自身の内側から知識や経験が溢れ出てくれる。
こうしたことをテーマにするのが、1番書きやすいです。
読んで「もらえる・もらえない」の分かれ目は?
ここまで「エッセイのテーマ」は
◆趣味
◆仕事・スキル
◆体験
から選ぶと「書きやすい」とお伝えしました。
ただし「書きやすいエッセイ」と「読まれるエッセイ」は、別の話になります。
エッセイテーマを上記の3つから選ぶにしても、他から選ぶにしても「読まれるエッセイ」を書くには「読者メリット」を入れることが大切です。
「読者メリット」とはーー
◆読者の悩みを解決すること
◆読者の望みを叶えること
の2つ。
この2つに「独自のアイデア」を入れることで、同じテーマのエッセイとの差別化ができ、より読まれる文章を書くことができるでしょう。
では、どうしたら「読者メリット」の入った「読まれるエッセイ」を書くことができるのか?
これについては
『「エッセイの書き方」初心者のための7つのコツ』
で「ブロック法」というテンプレートを
『【文章の型】Web文章の書き方は型を使えば1日で習得できる!』
で「サンドイッチ法」というテンプレートを
それぞれ紹介し、エッセイの書き方を解説しています。
テーマを決めた後「エッセイの書き方」を知りたい方は、ぜひご覧いただければ幸いです。
「書きやすいテーマ」だとストレスが少ない
以上『エッセイテーマ「書きやすい」観点から選ぶ3つのポイント』をご紹介しました。
自分が書きたいテーマを選ぶことも大切ですが、書きやすさを意識してテーマを選ぶことで、よりストレスなくエッセイを書き上げることができます。
皆様にとって書きやすいテーマが見つかりますことを願っています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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