「エッセイの書き方」初心者のための7つのコツ【ライティングスクールWRITAS!】
目次
恋愛、ダイエット、お金、ゲーム、スピリチュアル、ヨガなど――
「自分が関わる分野をエッセイにしてみたい!
でも、書き方がよく分からなくて…」
こんな声をよく耳にします。
そこで今回は、「エッセイの書き方」を初心者さん用にご紹介。
だれでもスラスラ書けるようになる7つのコツをお伝えします。
「エッセイの書き方」初心者さん向けのコツ1
― 「導入文」は読者さんの悩みに寄り添う ―
「導入文」とは、その名の通り、書いた記事に読者を導く「出だしの文章」です。
「イントロ」という場合もあります。
導入文は、読者さんに「私(俺)のことだ!」と思わせないと、続きを読んでもらえません。
そこで、ご自身の分野で「読者さんの悩みは何か?」と考えましょう。
次に、その「読者さんの悩み」を、下記の「文章型」に当てはめます。
~ 「導入文(シチュエーション設定)」の文章型 ~
○○な時がありますね
この導入文の型を、ここではシチュエーション設定といいます。
例えば、あなたがダイエットのプロなら――
「今度こそダイエットを成功させる!」と意気込んでみたものの、また挫折してしまった。
そんなことありますよね。
といったように、読者の気持ちになってシチュエーションを設定し、文章型に当てはめていきましょう。
そうすると、読者さんに「自分事の記事」と思ってもらえ、続きに導くことができます。
「エッセの書き方」初心者さん向けのコツ2
― 「問題解決アドバイス」をすぐに書く ―
「シチュエーション設定」のすぐ後に「問題解決アドバイス」、つまり、あなたが伝えたい「ノウハウ」を書きます。
解決策を先延ばしにすると「うんちくはいいから早く言え!」と読者さんがイライラしてしまい、記事から離れていってしまうからです。
問題解決アドバイスは、下記の「文章型」に当てはめます。
~ 「問題解決アドバイス」の文章型 ~
そんなときは〇〇しましょう
前例のダイエットのケースだと――
「今度こそダイエットを成功させる!」と意気込んでみたものの、また挫折してしまった。
そんなことありますよね。
(シチュエーション設定)
そんなときは、1回の食事量を少し減らして、1日3食を時間を決めて食べましょう。
(問題解決アドバイス)
といった形になります。
このように、〇〇にあなたが伝えたい解決法を当てはめてください。
そうすると「そうなの!?」と、読者が興味津々で、続きを読んでくれます。
小説などでは「起承転結」が大切とご存じの方も多いですが、エッセイでは「起結」が読者をひきつける最大のポイントになります。
「エッセの書き方」初心者さん向けのコツ3
ー 「読者の未来」を書く ―
問題解決アドバイスを書いたら、そのアドバイスを実践した結果どうなるかの説明――
「結果の説明」を書きます。
「結果の説明」は、アドバイスを実践した読者さんの未来だと思うと、書きやすいです。
早速、下記の型に当てはめてみましょう。
~ 「結果の説明」の文章型 ~
「そうすると〇〇になることができます」
今回も前例のダイエットのケースに当てはめると――
そんなときは、1回の食事量を少し減らして、1日3食を時間を決めて食べましょう。
(問題解決アドバイス)
そうするとあなたは少しずつ無理なくやせることができます。
(結果の説明)
といった形になります。
この例を参考に、あなたのアドバイスを実践した読者の未来を〇〇に当てはめてください。
この文章があると、読者さんは「自分がなりたい未来」を脳に浮かべやすく、「やってみよう」という気持ちになってくれるのです。
「エッセの書き方」初心者さん向けのコツ4
― 「結果が得られる理由の説明」をする ―
「結果の説明」を書いた後は、「なぜ理想の結果を得られるか?」の説明をします。
人間は「行動しない理由を探す習性」と「理由がないと行動しない習性」がある、実はやっかいな生き物。
せっかくのアドバイスも、納得しないと実践しません。
「結果が得られる理由の説明」も型に当てはめてみましょう。
~ 「結果が得られる理由の説明」の文章型 ~
それは〇〇だからです
ダイエットのケースだと――
そうするとあなたは少しずつ無理なくやせることができます。
(結果の説明)
それは、食事制限のストレスを感じることなく、1日のカロリー摂取量を減らすことができるからです。
(結果が得られる理由の説明)
といった形になります。
〇〇の箇所に、アドバイスを実践するとなぜ結果を得られるのか。
その理由を当てはめてください。
理由に納得すれば、読者は実践します。
あなたのノウハウを実践して「いい結果」を出した読者が喜ぶ。
それこそ、あなたの「エッセイを書く意味」となります
「エッセの書き方」初心者さん向けのコツ5
― 「禁止事項の説明」をする ―
「結果を得られる説明」まで書けたら、「やってはいけないこと」を書いて、流れを変えていきます。
・「失敗する要因」を先に言うことで、失敗への注意喚起ができる
・読んでいる途中で文章への「飽き」をこさせない
という効果があるからです。
こちらも型に当てはめていきましょう。
~ 「禁止事項の説明」の文章型 ~
でも〇〇すると××になってしまいます
ダイエットのケースでは――
そうするとあなたは少しずつ無理なくやせることができます。
(結果の説明)
でも、食事を2食以下にしてしまうと、体が飢餓状態になりカロリーの吸収率が上がるため、逆に太りやすくなってしまいます。
(禁止事項の説明)
この例を参考に、「こんなことはしないでね。失敗するよ」といった、注意喚起の文章をいれてください。
具体的な「してはいけないこと」が分かった読者さんの、「失敗のリスク」を下げることが出来ます。
「エッセの書き方」初心者さん向けのコツ6
― 「事例」を書く」 ―
「禁止事項の説明」まで書けたら、あと一息。
ここで、実際の体験談「事例」を書いていきます。
「事例」は、読者の脳にノウハウの実践風景が浮かびやすく「信憑性」が増します。
また、話が「エッセイ的文章」から「エピソード(ストーリー)」にうつっていくため、文章全体に「メリハリ」がつくのです。
さらに、記事を読みながら成功例に読者自身を重ねることができ、「結果が得られる理由の説明」と同じく、行動にうつしやすくなります。
体験談は、ご自身のことでも、友人知人のことでも、クライアント様のことでも構いません。
下記の型をご利用ください。
~ 「事例」の文章型 ~
(A社で働く)Bさんは〇〇をして□□になることができました
ダイエットのケースを当てはめると――
私は、この方法で、食事制限や運動を頑張らずに、1ヶ月で2キロやせることができました。
となります。
この例文を参考に、ぜひ「事例」をエッセイに入れ込んでください。
夢中で読み進め、読者さんの行動力をかき立てることができます。
「エッセイの書き方」初心者さん向けのコツ7
― 「結論」を書いて締める ―
ここまで書けたら、いよいよ「締め」の文章です。
締めは、これまで書いた内容の総まとめをして、再度書きます。
最後まで読み進めた読者さんの脳は、情報であふれていて整理ができていません。
そこで、コツ1~3まで――
「シチュエーション設定」+「問題解決アドバイス」+「結果の説明(読者の未来)」
を繰り返し、結論で締めくくるのです。
すると情報が整理され、読者さんの脳にノウハウが定着します。
~ 「結論」の文章型 ~
○○な時は●●しましょう。□□になることができます
ダイエットのケースを当てはめると――
なかなかダイエットが成功しない時は、1回の食事量を少しだけ減らして、3食しっかり食べましょう。そうすると、スムーズにやせることができます。
となります。
この型と例文を参考に、最後を「結論」でバシッと決めましょう。
読者さんに
「ああ、読んでよかった。早速やってみよう!」
と思ってもらえる、後味の良いエッセイに仕上がります。
「エッセの書き方」初心者さん向けのコツ
ー まとめ ―
「エッセイの書き方」初心者さん向け7つのコツお疲れ様でした。
ここで7つのコツの「型」をまとめておきます。
7つの型
(1)○○な時がありますね……シチュエーション設定
(2)そんな時は●●しましょう……問題解決アドバイス
(3)そうすると□□になることができます……結果の説明
(4)それは■■だからです……結果が得られる?理由の説明
(5)でも、××すると◆◆になってしまいます…禁止事項の説明
(6)(A社で働く)Bさんは●●をして□□になることができました……事例
(7)○○な時は●●しましょう。□□になることができますよ……
(1)~(3)のことを再度「結論」として言う
上記の型に当てはめて書いた文章の総まとめが以下となります。
型にはめた文章
「今度こそダイエットを成功させる!」と意気込んでみたものの、また挫折してしまった。
そんなことありますよね。
そんなときは、1回の食事量を少し減らして、1日3食を時間を決めて食べましょう。
そうするとあなたは少しずつ無理なくやせることができます。
それは、食事制限のストレスを感じることなく、1日のカロリー摂取量を減らすことができるからです。
でも、食事を2食以下にしてしまうと、体が飢餓状態になりカロリーの吸収率が上がるため、逆に太りやすくなってしまいます。
私は、この方法で、食事制限や運動を頑張らずに、1ヶ月で2キロやせることができました。
なかなかダイエットが成功しない時は、1回の食事量を少しだけ減らして、3食しっかり食べましょう。そうすると、スムーズにやせることができます。
いかがでしたでしょうか?
7つのコツ――7つのブロックを合わせるだけで、1本のエッセイが出来上がってしまいました。
この文章は基本形なので、ここから肉付けしたり、アレンジしたりと、本当の完成まで楽しんで書くことができます。
まずは、この基本形を使って、ご自身の分野で何度も書いてみてください
半年で初心者からプロレベルのエッセイが書けるようになる!
最後までお読みいただきありがとうございます!
「エッセイの書き方」初心者のための7つのコツをお伝えしました。
今回ご紹介した7つのブロックに分かれている文章型は、
オンラインライティングスクール「WRITAS!(ライタス)」
のカリキュラム「STEP10:ブロック法」という型になります。
「WRITAS!」では、
・何をどう書いていくか?
・書きたいものに需要はあるか?
・どうオリジナル化、同ジャンルとの差別化をするか?
などから、
今回ご紹介した「ブロック法」と、もう1つWEB掲載に強い「サンドイッチ法」など、用途に合わせて文章型を使いこなす方法、
さらに「WEBメディア」のオーディションに受かり、連載をスタートできるようになる方法。
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