「自分のエッセイ」の書き方~読者がつく3つの手順~
目次
自分の言いたいことを文章にした
「自分のエッセイ」を書いてみたい。
でもどうしたら
多くの人に読んでもらえる
「自分のエッセイ」が書けるのか分からない。
そんなお声を耳にします。
そこでーー
・「自分のエッセイ」って何?
・「自分のエッセイ」の書き方は?
などについて、
エッセイスト兼ライティング講師が解説していきます。
そもそも「エッセイ」とは何か?
改めて確認しておきたい方は
『エッセイストとは?「あるある質問」にわかりやすく解説4選』
を参考にしていただければ幸いです。
「自分のエッセイ」って何?「自伝」との違い
「自分のエッセイを書きたい!」
そうおっしゃる方は2通りに分かれます。
1つは
『自分の「好き・得意」を発信したい』という方。
もう1つは
『自分の「半生・経験」を発信したい』という方。
前者の『自分の「好き・得意」を発信したい』を
文章にすると「エッセイ」になり、
後者の『自分の「半生・経験」を発信したい』を
文章にすると「自伝」になります。
後者の自伝は、自分で自分の伝記を書くこと。
伝記とは、人生を記録した文章のことです。
いわゆる「自分史」なので、
一般的に「エッセイ」と呼ばれているものとは異なります。
「経験談」はエッセイとは違う
ここまでは
ご存じの方も多いとは思いますが、
実は「自分の経験が役に立てれば」と
「経験」をそのまま書くのも「エッセイ」とは呼べません。
自伝までいかなくても、ただの「経験談」で終わってしまいます。
「エッセイを書きたい!」
とおっしゃる生徒さんで
「書きたかったのは『経験談』だった」
という方もチラホラいらっしゃるのと、
現在エッセイスト兼ライティング講師の
筆者自身も駆け出しのころに
ただの経験談を書いてしまい
指摘を受けたことがあるので、
改めてここで
エッセイと自伝&経験談の違いを
書かせていただきました。
当記事では前者の
『自分の「好き・得意」を発信したい』
に特化して、
どうすれば読者がつく
「自分のエッセイを書ける」ようになるのか?
を解説していきます。
自分のエッセイの書き方3つの手順
自分のエッセイの書き方は、
実際にエッセイを執筆するまでに行う
「ベース作り」がとても重要です。
ベース作りはーー
1.テーマを決める
2.読者ターゲットを設定する
3.記事ペルソナと記事テーマを決める
の3つとなります。
1つずつ解説していきます。
「そうじゃない!ベース作りではなく文章の書き方が知りたいんだ!」
という方は
『「エッセイの書き方」初心者のための7つのコツ』
にて「テンプレート」付きで、すぐ実践できるよう詳しく解説しております。
ご利用いただけましたら嬉しいです。
いきなりですが
家を建てるなら、基礎工事なしでは建てられない。
小説を書くなら、プロットなしでは面白いものが書けない
と言われています。
自分のエッセイを書くときも、
「ベース(土台)」なしでは、読者がつくエッセイは書けない
と言ってもいいくらい「ベース作り」は重要です。
直接エッセイを書く前に、
自分のエッセイの「ベース作り」に
ぜひチャレンジしてみてください。
テーマを決める by自分のエッセイの書き方
自分のエッセイを書く際に、
1番初めに行うのが「テーマ決め」です。
何について自分のエッセイを書いていくのか?
エッセイを1記事書いて終わりではなく、
続けて書いていきたい方には大切な作業です。
ここで決めたテーマが、
ご自身の「専門分野」となるからです。
これはブログを立ち上げる時の
ブログテーマともなります。
テーマを決める時は
ご自身の――
◆好きなこと・得意なこと(趣味趣向)
◆専門分野(仕事・所持資格)
◆継続できていること(趣味・仕事)
◆商品やサービス
◆克服したこと
などを書き出します。
その中から、
・発信したいこと
・アドバイスできること
をピックアップして1つ選択しましょう。
それが自分のエッセイの「テーマ」となります。
このテーマ決めの重要ポイントなどを
別記事で詳しく解説させていただいています。
『読まれる「エッセイテーマ」の決め方【初心者さん向け】』
ご参考になれば幸いです。
読者ターゲットを設定する by自分のエッセイの書き方
「テーマ」を決めたら
ご自身が書いたエッセイを
「誰に届けたいか?」としっかり考えます。
書きたいことを書いても、
「自分に向けて書いてある」
と思ってくれなければ読者はついてくれません。
「誰に届けるか」を「読者ターゲット」といいます。
読者ターゲットは
決めたテーマに関して
・悩みがある人
・欲望がある人
をそれぞれ書き出して、どちらにするか決めます。
例えば、
テーマが「生きやすくなる方法」ならーー
・悩みがある人
▶現在生きづらい人
・欲望がある人
▶普通に生きているけど生活にも心にももっと余裕を持ちたい人
と書き出して
「現在生きづらい人」
に向けて書いていこう
といった形で読者ターゲットを決めていきます。
そのあとで
「読者ターゲットを絞る」
作業もあるのですが、
少し難しいので初心者の方は、
まず上記のやり方で読者ターゲットを決めてみてください。
記事ペルソナと記事テーマを決める by自分のエッセイの書き方
テーマと読者ターゲットを決めたら、
エッセイ1本に対する
・記事ペルソナ
・記事テーマ
を決めていきます。
記事ペルソナとは、
エッセイ1本を読んでくれる「読者像」のこと。
記事テーマとは、
エッセイ1本に対して「何について書くか」のこと。
エッセイ1本のことを
1記事という言い方をすることがあるので、
ここでは
・記事ペルソナ
・記事テーマ
という言い方をしています。
ではどうやって決めていけばいいでしょうか?
記事ペルソナと記事テーマは、
読者ターゲットがーー
a)「悩みがある人」であれば「読者の悩み」
b)「欲望がある人」であれば「読者の欲望」
を書き出して選択していきます。
選択した悩みを
解決することが「記事テーマ」となり
その悩みを
抱えている人が「記事ペルソナ」となります。
例えばーー
・テーマ:生きやすくなる方法
・読者ターゲット:現在生きづらい人
で1記事(エッセイを1本)書くためには、
なぜ生きづらいのか
生きづらい人の「悩み」を考えて、
・断りたくても断れない(人間関係)
・自分を変えたくても先延ばししてしまう(自責)
などを書き出し、
今回は「断りたくても断れない」を選択。
するとーー
「断りたくても断れない人」
が記事ペルソナ(読者像)になり、
「断りたくても断れない人が、相手に恨まれることなく上手に断れるようになる裏技」
が記事テーマとなります。
読者ターゲットの
悩みや欲望を書き出すときは、
なるべく細かく出す方が、
たくさんの記事ペルソナと記事テーマを出すことができます。
つまりネタに困りません。
ぜひ挑戦してみてください。
最後にーー
自分のエッセイの書き方でここまでーー
◆エッセイと自伝は違う
~「経験談そのもの」はエッセイではない~
◆読者がつく3つの手順
1.テーマを決める
2.読者ターゲットを設定する
3.記事ペルソナと記事テーマを決める
とお伝えしてきました。
ここまで来たら、ぜひエッセイを1本書いてみましょう。
当記事
「自分のエッセイ」の書き方~読者がつく3つの手順~
の「2」と「3」は、
1記事(エッセイを1本)を
書くたびに行うノウハウとなります。
ぜひ習得して、どんどん自分のエッセイを書いていってください。
当記事が参考になれば幸いです。
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