エッセイストとは?仕事内容・他執筆業との比較・なる方法を紹介
目次
「エッセイスト」って時々聞くけれど、どんな仕事なの?
「コラムニスト」や「ライター」とは違うの?
どうやってなるの?
そんな疑問を耳にすることがあります。
そこで当記事では
◆エッセイストとは何か?
◆コラムニスト・ライターとの違い
◆エッセイストになる方法
を紹介していきます。
エッセイストの概要と仕事内容
エッセイストとは?
「エッセイスト」とは、仕事・所持資格・趣味など1つのテーマに対して、自身の「経験・知識・思想」などを『文章にして発信』する人のことです。
自身の経験や思想を文章にしたものを「エッセイ」。
別の言い方では「随筆(ずいひつ)」といいます。
昔は「随筆」を書く人を「随筆家」と呼んでいましたが、最近では「エッセイスト」と呼ばれるようになりました。
また、ここ近年のエッセイは
自身の経験や知識や思想から読者のーー
・悩みを解決する
・希望を叶える
ためのアドバイスを書くスタイルが主流です。
こうしたことからーー
「エッセイスト」とは
「1つの専門に対してアドバイスを文章で発信する人」
とも言えるでしょう。
エッセイの文章形式は自由で、基本的に決まったルールはありません。
しかし、小説の「起承転結」のように、読みやすい文章や分かりやすい文章にするための「エッセイのテンプレート」は複数存在します。
「エッセイのテンプレート」については、別記事
「エッセイの書き方」初心者のための7つのコツ
がお役に立てば幸いです。
エッセイストの仕事内容
エッセイを載せる媒体
エッセイストは、もちろんエッセイを書くのが仕事なのですが、書いたものを載せる媒体は、雑誌などの「紙媒体」よりもーー
・WEBメディア
・ホームページ(Webマガジン・ブログ)
・ブログサイト
など「Web媒体」のほうが圧倒的に多いです。
同じWeb媒体でも、最初は自身のブログなどで発信することが多いですがーー
◆書き続ける自信
◆納期を守る自信
がつけば、オーディションを受けて「Webメディア」で連載する方法もあります。
エッセイストが受ける依頼内容
エッセイストはーー
◇自身のブログサイトのアクセス数が増える
◇Webメディアの連載エッセイが人気になる
◇Web会社に登録する
などで、企業からホームページのブログなどに載せるエッセイを「依頼」されることがあります。
その他、エッセイストが受ける依頼にはーー
・講演
・トークショー
など「話す」仕事。
また書いているエッセイが複数、多くの人に読まれて知名度が上がると、同じ話す仕事でも
・Webテレビ
・地上波テレビ
など、映像の依頼がくることもあります。
エッセイストが成し遂げたい仕事
昔の随筆家は「原稿用紙に向かって随筆を書き、新聞や雑誌に載せたり出版したり」といった、ハードルが高めのイメージでした。
インターネット時代の今、エッセイを掲載する媒体の幅が広がり、多くの読者を獲得できる。
結果、仕事内容の幅も広がり「エッセイを書く」だけにとどまらなくなっています。
とはいえ、エッセイストになったからには、多くのエッセイストが成し遂げたいと思っている「エッセイを書く大仕事」があります。
それは、出版社を通して紙媒体の本を出す「商業出版」です。
紙書籍の売上が衰退している、このインターネット時代。
在庫を多く抱えることになる出版社は、商業出版に慎重で、売れる確証がないと「出版企画書」を通せません。
もともとハードルが高い商業出版ですが、さらに狭き門の時代になっています。
だからこそ、インターネット上で、エッセイストとして活躍しておくことが大切です。
他執筆業との比較
「エッセイスト」に並んで耳にする「コラムニスト」そして「ライター」との違いを紹介していきます。
「エッセイスト」と「コラムニスト」
エッセイストよりも耳にすることの多い「コラムニスト」という職業。
エッセイストとは、どう違うのでしょうか?
結論。
現代では、大きな差はありません。
「コラムニスト」は、そのまま「コラム」を書く人のことをさしています。
「コラム」は本来「紙媒体(新聞・雑誌など)」で、メイン(ニュース・雑誌の本題)以外の
・囲み記事
・コーナ記事
など、サブの記事のことをさしていました。
※参考:ウキペディア
コラム内容は、筆者(コラムニスト)の
・思想
・評論
・分析
など、様々です。
コラムは、新聞や雑誌のメインではなく「サブ記事」だったことから「短い文章」がほとんどだったと言われています。
現代では、コラムもWeb上で「単独記事」として書かれるようになり、サブの「短い文章」というイメージはなくなってきました。
Web上で単独記事として書かれるコラムは、エッセイと同様
『1つの専門性に対して、自身の経験・知識・思想から「アドバイス」をする』
記事が多いです。
Web上でコラムが「単独記事」として書かれるようになってからは「Webコラム」という言い方をされるようになりました。
対して「Webエッセイ」という言い方は、あまりされていません。
1つの執筆の仕事として、企業が「自社サービス」や「商品の販促」のために
「サービス名・商品名を出さずに、サービスや商品関連の悩みがあるユーザー向けに『悩み解決のWebコラム』を自社サイト(ホームページ)などに、ブログとして掲載する」
というのがあります。
企業が掲載する「Webコラム」は、外部依頼(外注)する企業は多く、コラムニストが依頼を受けるケースもあります。
同じ「依頼」でも
・「自分の分野」で書かせてもらうのか
・文章力を生かして「自分の分野以外」で書かせてもらうのか
は、大きく違うところ。
こういった依頼はーー
◆自分のエッセイ・Webコラムを書きながら「自分の分野以外」も受けるエッセイスト・コラムニスト
もいれば
◆自分の分野のエッセイ・Webコラムだけを書いているエッセイスト・コラムニスト
もいます。
現代では、仕事内容に大きな差はないとお伝えした「エッセイスト」と「コラムニスト」。
どちらを「名乗る」かは、執筆者本人の感覚次第と言えるでしょう。
「エッセイスト」と「ライター」
エッセイスト・コラムニストより、耳にすることの多い「ライター」という職業。
ライターもエッセイストやコラムニストと同じ仕事内容なのでしょうか?
答えとしては、一応「No」です。
ひとくちにライターといってもーー
・新聞記者
・雑誌記者
・取材ライター
・コピーライター
・Webライター
などなど、様々なライターが存在するからです。
どのライターも職業により、仕事内容が似ていたり、全く違ったりします。
上記のライターの中で「エッセイスト・コラムニスト」に近いライターは「Webライター」です。
「Webライター」は、Web上のサイトで「エッセイ・コラム」を書くことが主な仕事です。
だったら「エッセイスト・コラムニスト」と同じ?と、疑問に思いますよね。
「エッセイスト・コラムニスト」はーー
◇「自分のジャンル」の執筆&執筆者の名乗りありが中心
◇「自分のジャンル以外」の執筆依頼もうけることがあり、執筆者の名乗りは依頼による
に対して
Webライターは――
◇基本「自分のジャンル以外」の執筆依頼が中心&執筆者の名乗りなしが中心
という点が、大きな違いです。
ただ近年、1人の「Webライター」がどんなジャンルでも受けていた時代からーー
◆自分の得意分野
◆書きやすい分野
に特化して依頼を受ける時代に変化しています。
この点をふまえると「エッセイスト・コラムニスト」と「Webライター」は、違うけれど近し職業といえるでしょう。
先ほど「執筆者の名乗り」のあるなしを書きましたがーー
◆エッセイスト・コラムニストが、自分の分野で執筆した場合「自分のペンネーム」で発信することが多い。
のに対して
◆「Webライター」が「自分の得意分野」または「書きやすい分野」の依頼をうけて執筆した場合
「執筆者」は公表せず「依頼主」の企業名や個人事業主名で発信することが多いです。
ただそれも、依頼によるので一概にはいえません。
ご参考までに留めていただければ幸いです。
エッセイストになる方法
エッセイストになるための必要な資格などは特にありません。
正直、エッセイストを名乗れば、誰でもエッセイストなのです。
とはいえ「無収入エッセイスト」では、職業として名乗りにくいもの。
そこで、収入を得られる「職業エッセイスト」になる方法を5選ご紹介していきます。
ここでは簡単な紹介になりますが、5つとも
「エッセイストになるには?分かりやすいポイントとおすすめ法」
にて、詳しく解説させていただいています。
エッセイストになる方法5つの他にーー
◆アフィリエイターとブロガーについて
◆エッセイストになる方法としてNGなもの
にも少し触れていますので、ご参考になれば幸いです。
Webメディアでの連載
エッセイストで報酬を得る方法として「Webメディア」での連載があります。
Webメディアとは、Web上で「情報を発信しているサイト」のことです。
Webメディアでは、様々な分野の「書き手」が連載しています。
Webメディアで連載するには、ご自身の分野を扱っているWebメディアを探し「書き手」の募集要項がないか確認。
そして「オーディション」を受けるのが一般的です。
報酬は、サイトや実力により様々。
新人は1記事3,000円程が多いようです。
バックエンドを持つ
エッセイストで報酬を得る方法2選目は「バックエンド」を持つこと。
バックエンドとは、自身のエッセイの読者に向けた「商品・サービス」のことです。
「バックエンド」を用意すると「エッセイ執筆のみ」よりも、格段に収入を得やすくなります。
「自分はエッセイストになりたいのに、バックエンドなんて…」と悩ましい方もいらっしゃるでしょう。
しかし、バックエンドは自身の専門を
・文章で伝えるのか
・サービスや商品で伝えるのか
の違い。
読者の「悩みを解決」したり「希望を叶える」ことに違いはなく、エッセイを発信しながら収入を得られる効果的な方法と言えます。
電子書籍を出版する
エッセイストで報酬を得る方法3選目は「電子書籍を出版する」です。
「電子書籍」は、小説・エッセイ・マンガなどが「電子化・データ化」され、スマートフォンやタブレットなどで閲覧できる書籍のことです。
電子書籍は、セルフで出版が可能で、初期費用を1万円以下におさえることができ、率は高くありませんが印税も自分に入ります。
「読者メリット」がある良い本を連続的に出してファンが増えれば、印税も「地理も積もれば山となる」になります。
「POD本」を出版する
エッセイストで報酬を得る方法4選目は「POD本を出版する」です。
「POD(プリント・オン・デマンド)本」とは「紙書籍」をNET上で出版し「注文が入ったら印刷する」という販売方法の本のことです。
「POD本」は、電子書籍と同じく、初期費用を1万円以下に押さえ、セルフで出版することができます。
「POD本」は、AMAZONで販売され、Amazonに自身の書籍ページを作成し、コツコツと出版していくことで、収入を上げていくことが可能です。
「アドセンス広告」で収益化
エッセイストで報酬を得る方法ラストは「アドセンス広告」で収益化です。
アドセンス(AdSense)とは、無料で自身のブログやエッセイなどに読者の興味にあった広告を表示して、読者に閲覧してもらったりクリックしてもらったりすることで、収益を得る仕組みのことです。
代表的なのは「GoogleAdSense(グーグルアドセンス)」です。
「GoogleAdSense」を利用するには、既存のブログサイトではなく、自身でサーバー契約をし、WordPress(ワードプレス)というものをダウンロードするなどの「立ち上げ」が必要です。
立ち上げ後は、良質なお役立ちエッセイを5作品ほど掲載し、GoogleAdSenseに審査依頼。
審査に合格すると、広告収入を得られるようになります。
エッセイストとはNET時代に不可欠な職業
ここまで「エッセイストとは?仕事内容・他執筆業との比較・なる方法」を紹介してきました。
「知りたいこと」はNET検索が当たり前になっているNET時代の今、現在でも未来でも「エッセイスト」は必要不可欠な職業といえます。
形だけのエッセイでしたらAIも書けますが、経験を生かした「オリジナル性」のあるエッセイというのは、人間であるエッセイストしか書けないからです。
もちろん形だけのエッセイも、概要や手順だけサッと知れる記事として役立ちます。
逆にインターネットだからこそ、経験をふまえた知識や思想が書かれている人間味あるエッセイも需要があるのです。
もしエッセイストにご興味がありましたら、挑戦してみていただけますと嬉しく思います。
「エッセイストになりたい」
「エッセイを書けるようになりたい」
「エッセイで収入を得たい」
だけど…
・エッセイストになる方法がわからない
・文章力に自信がない
・エッセイで結果が出せない
という皆様に向けた
ライティングスクールがあります!
18ステップのカリキュラムに
潮凪洋介塾長をと現役エッセイスト7名が講師を努め
全くの文章初心者の生徒さんが
6ヶ月後の卒業時には
「WEBメディア」のオーディションに受かり
連載を勝ち取る「エッセイスト」へと成長しています。
カリキュラムでは課題提出があり
実際の文章の添削指導も充実。
「講座についていけるのか…」
「課題をちゃんと出せるか…」
というご不安も、ナビゲーションスタッフが
親身に対応しますので安心です。
ご自身の分野で文章を書いて発信し
何歳からでもエッセイストになれる
『オンラインライディングスクール「WRITAS!(ライタス)」』
のカリキュラム内容やシステムの詳細はこちらから
講師・スタッフ一同
Webライティングをしたい方をお待ちしております!
『オンラインライティングスクール「WRITAS!」』by潮凪道場
最後までお読みいただきありがとうございました。
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当記事の他にもエッセイスト養成塾
「潮凪(しおなぎ)道場ブログ」にて
「文章のコツ・テーマの選び方」などを掲載しております。
宜しければぜひ覗いてみてください。
文章を書きたい皆様のお役に立てましたら幸いです。
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■記事
オンラインライティングスクール
「WRITAS!(ライタス)」
ステップ10・11担当講師:かがみやえこ
■画像
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・photoBさん
・YUTO@PHOTOGRAPHERさん
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