Webライティング「記事の書き方」初心者向け上位表示のコツ
目次
Webライティングは、誰でも気軽に行える一方、自分の記事が「上位表示」されるという結果を出すのにはコツがいります。
Webライティングをされている、特に初心者の方はーー
◆記事を書いても、なかなか「上位表示」されない
◆上位表示には「SEO」と言われても、どう実践すればよいか分からない
という悩みが尽きません。
そこで当記事では、
上位表示される仕組みやSEOについての説明ははぶき、
上位表示を目指せる
「Webライティング向け記事の書き方」
に焦点を当て、具体的な方法を紹介していきます。
「用語」基本の基
ここで、ご存知かとは思いますが、冒頭に出てきた用語を、念のためおさらいをしておきます。
Webライティングとは
インターネット上にあるサイト(Webサイト)に、投稿(掲載)する文章を「書く作業」のことです。
記事とは
Webサイトに掲載されている、1つのテーマについて書かれた「文章」のことです。
通常「記事」というと、新聞や雑誌では「事実が書かれた文章」を指すことが多いですが、Web上では「お役立ち系エッセイ・コラム」などを指していることが多いです。
Web上に書く記事は、そのまま「Web記事」という言い方をすることもあります。
以前「Webライティングとは、Web記事のことですか?」といった、ご質問を受けたことがありました。
Webライティングは書く作業、Web記事はWebライティングによって出来上がった文章のことなので、WebライティングとWeb記事は、関連していますが違うものになります。
上位表示とは
読者が検索をしたとき、検索結果の1ページ目に、記事タイトルが表示されていることです。
SEOとは
とても平たく言うと、読者が調べごとを検索したとき、自身の記事タイトルが上位表示され、タイトルをクリックされ、読者にサイト内に入ってもらったり、記事を読んでもらったりするために行う「計画や対策」のことです。
日本語では「検索エンジン最適化」と言われています。
SEOキーワードとは
読者が、Web上で検索するときの「言葉」のことです。
例えばーー
◇痩せたい読者なら「一ヶ月 マイナス5キロ」
◇桜の開花日を知りたいなら「桜 開花時期 東京」
などになります。
読者が求めているものを理解して、SEOキーワードを予測することも、SEOでは大切になってきます。
Webライティング向け記事の書き方
ではいよいよ、上位表示を目指せる「Webライティング向け記事の書き方」として、コツを3つお伝えしていきます。
【コツ1】SEOキーワードの選び方
読者が何かを知りたいときに「検索する言葉」を、記事の書き手が選びます。
選び方は色々ありますが、1つの例を紹介します。
【SEOキーワードの選び方(例)】
1.自分の記事を読んでほしい読者、つまり「ターゲット層」の「悩み」を1つ選ぶ
例)太っている・食事制限つらい・運動つらい・1ヶ月5キロ痩せたいなど
▶「1ヶ月5キロ痩せたい」を選択
2.読者の立場にたち、悩みを解決するために「どんな言葉で検索するか」をいくつか出す
例)「1ヶ月 5キロ痩せたい」・「1ヶ月 5キロマイナス」・「1ヶ月 マイナス5キロ」など
3.Googleの検索エンジン(検索窓)に1つ関連の言葉を入れ、スペースを開ける
例)「一ヶ月」
▶「一ヶ月▢(⇠スペース)」
4.この時点で、検索数が多い関連語が「予測」で出る場合もある
使えそうな言葉があればメモをしておく
5..Googleの検索エンジン(検索窓)のスペースのあとに2個めの言葉を入れる
例)「一ヶ月」
▶▶「一ヶ月▢(⇠スペース)」
▶▶「一ヶ月 マイナス5キロ(⇠2個めの言葉)」
6.2で出した言葉全てを「3〜5」の手順で入れていき、その時に出てくる「予測」から、記事に使えそうなものを全てメモしておく
7.メモした言葉を「Googleのキーワードプランナー」を使用して
◇ボリューム数
◇競合
◇推移3ヶ月
◇推移前年比
の4点を調べる(4点同じ画面で表示される)
8.一概に言えないが、初心者なら以下のキーワードがおすすめ
◇ボリューム数:100〜1000または10〜100
◇競合:低
◇推移3ヶ月:0または+○%
◇推移前年比:0または+○%
9.調べた中から、キーワードを1つ決定。
今回使わないキーワードでも、別の記事に使えるものもあるので、メモに残しておくのがおすすめ
ーー
以上が「Webライティング向け記事の書き方:SEOキーワードの選び方」です。
この「読者がどのような言葉で検索しているか」を知るための手順は、同時に「読者が何を求めているか」を知ることができる大切な工程です。
ここで紹介している手順は、初心者向けの一例なので、慣れたら他のやり方も調べて、ご自身にとってやりやすい方法を見つけてください。
【コツ2】タイトル作成4つのポイント
自身が書いたWeb記事を、読者が読むかどうか決め手になるのが「記事タイトル」です。
上位表示されやすくなる記事タイトル作成のポイントはーー
A.選んだSEOキーワードを、前後入れ替えることなく入れ込む
例)選んだキーワード▶「一ヶ月 マイナス5キロ」
○「一ヶ月でマイナス5キロ落とす満腹レピシ」
✕「マイナス5キロを一ヶ月で落とす満腹レシピ」
B.選んだSEOキーワードのスペース部分に入れる文字は2文まで
例)選んだキーワード▶「一ヶ月 マイナス5キロ」
○「一ヶ月でマイナス5キロ落とす満腹レピシ」▶1文字
✕「一ヶ月でみるみるマイナス5キロ落ちる満腹レシピ」▶5文字
C.読者のメリットを入れる
例)使用キーワード▶「一ヶ月でマイナス5キロ」(読者が実現したい未来)
◇一ヶ月でマイナス5キロ落とす我慢しない満腹レシピ
▶「ダイエットは食事制限がつらい」という読者の悩みに「我慢しない」というメリット
▶「一ヶ月でマイナス5キロ落とす」自体も読者メリットに入るが、読者の無意識下にある「辛いのは嫌だ」という気持ちに「我慢しない」が応えている
D.タイトルは30文字以内推奨
◇検索結果でタイトルが並ぶとき、表示されるのが30文字までだから
◇30文字以内だと、最小限の目の動きでタイトルが読者の脳に入りやすい
ーー
以上が「Webライティング向け記事の書き方:タイトル作成4つのポイント」です。
紹介しているコツは、絶対ではなく「実践したほうが、選んだキーワード検索で上位表示されやすいよ」程度のものになります。
もっと実践的な「タイトル作成法」が知りたい方は
「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60/著:東 香名子」
がおすすめです。
WEbライティングの実践テクニックが書かれた書籍ですがーー
3章「誰でも書ける!ヒットタイトル・テンプレート」では
「〜できる+数字+法則」
といった、タイトルに活用できるテンプレートが解説付きで8つ紹介されています。
さらに4章では「100万人に読まれる!ワンランク上のタイトルを作るためのテクニック」と題して、
「最初の9文字以内にキーワードを置くと、1秒で多くの人の心がつかめる」
といった、タイトル作成のテクニックが書かれています。
Webライティングした記事がどんなに素晴らしくても、タイトルをクリックされなければ、記事は眠り続けてしまいます。
またタイトルも、記事が上位表示されるかどうかに関わってくるので、タイトル作成は、記事の内容と同じくらい重要。
Webライティングとは別に、タイトル作成の勉強もされると、上位表示に手が届きやすくなります。
【3】文章(記事)の書き方
いよいよメインである、上位表示を目指せる「Webライティング向け記事の書き方」。
2つのポイントと、Webライティングがしやすいテンプレートを紹介します。
記事の書き方:2つのポイント
A.キーワードを5つ以上いれる
キーワードプランナーで調べ選んだキーワードを、文中になるべく多く、最低5回は入れるようにすると、上位表示にあがる確率が高まります。
10年ほど前に言われていた古い対策となりますが、実践すると、文中にキーワードを使っていない記事よりは効果を感じます。
上位表示は、タイトル・記事の質・競合など、色々な要素が折りなうので絶対とは言えません。
ただ、キーワードを入れて書く文章は、ブレがなく読者が理解しやすい記事となりやすいのでおすすめです。
B.読者メリットを入れる
読者メリットとは、読者のーー
a)悩みを解決する
例)
▶太っていることをからかわれ辛い
→痩せる方法とメンタルの強化を提供
b)希望を叶える
例)
▶一ヶ月5キロ痩せたい
→一ヶ月5キロ痩せる方法を提供
の2つです。
この2つのどちらかを記事に盛り込み、読者にーー
◇悩みが解決した未来
◇希望が叶った未来
をイメージさせていきます。
以上「記事の書き方:2つのポイント」でした。
続いて、初心者の方でも「言葉を当てはめる」と、1本のWeb記事になってしまうという、画期的なテンプレートをお伝えします。
記事の書き方:テンプレートを使う
以下が、Webライティング用のテンプレートです。
イントロ(パン)とエンディング(パン)で、ノウハウ(具)を挟んでいる形なので、ここでは「サンドイッチ法」と呼んでいます。
では、見ていきましょう。
【文章の型:サンドイッチ法】
[1]イントロ:100文字ほど ▶パン
<シチュエーション設定+記事の説明>
〇〇な時ありますよね(シチュエーション設定)
そこで〇〇なときに△△する方法をご紹介します(記事の説明)
[2-1]見出し1 ▶具
<ノウハウ 見出し>
〇〇する
〇〇を使う
[2-2]本文1:300~400文字ほど ▶具
<ノウハウ 見出しの説明>
(1)問題解決アドバイス
▶▶○○に悩んでいる。そんな時は●●しましょう
(2)結果の説明
▶▶そうすると□□になることができます
(3)結果が得られる理由の説明
▶▶それは■■だからです
(4)禁止事項の説明
▶▶でも××すると◆◆になってしまいます
(5)事例
▶▶Aさんは●●をして□□になることができました
(6)締め
○○な時は●●しましょう。□□になることができます
……(1)と(2)を再度「結論」として言う
[3-1]見出し2 ▶具
<ノウハウ 見出し>
[3ー2]本文2:300~400文字ほど ▶具
<ノウハウ 見出しの説明>
[4ー1]見出し3 ▶具
<ノウハウ 見出し>
[4ー2]本文3:300~400文字ほど ▶具
<ノウハウ 見出しの説明>
[5]エンディング:100文字ほど ▶パン
<まとめor読者へのメッセージ+締め>
♣まとめパターン
見出し:まとめ
今回は〇〇についてご紹介しました。
〇〇のときは
・見出し1
・見出し2
・見出し3
・見出し4
をぜひお試しください。
もう〇〇で悩まなくなることを願っています
♣メッセージパターン
見出し:おわりに――
今回は〇〇についてご紹介しました。
これで「〇〇になってしまった。どうしよう!」と悩まなくなります。
ぜひご参考にしてみてください。
ーー
以上が、Webライティングのための記事テンプレートです。
このテンプレートの虫食いになっている部分(○○や■■)に、ご自身の言葉を入れていくと、1つのWeb記事が完成します。
ぜひ、オリジナルアドバイスを盛り込みつつ、専門性が高い記事を書いてください。
「専門性が高い記事」とは、1つのテーマに対して「深い知識」や「豊富な経験」が書かれている記事のことです。
論理的で冷静でありながら、情熱も感じる。
そんな記事だと、読者は理解しながら、スイスイ読み進めることが出来ます。
ここまで「Webライティング向け記事の書き方:2つのポイント&テンプレートを使う」を、お伝えしました。
このWEbライティング用テンプレートについて
「もっと解説が欲しい!」
「使いこなせるようになりたい!」
という方は
『【文章の型】Web文章の書き方は型を使えば1日で習得できる!』
をご覧いただければ幸いです。
Webライティングに最適なこのテンプレートと使い方を、例文付きで詳しく解説しています。
Webライティング用記事の書き方:番外編
「記事の書き方」とは少し話がズレますが「上位表示を目指せるコツ」の1つとして「サイト内の活性化」があります。
「サイト内の活性化」のやり方は、1つの記事に対して「関連記事の紹介」と「記事のURL(リンク)」をいくつか掲載することです。
読者が興味を持ち、関連記事をクリックすると、サイト内が動いている、つまり活性しているWebサイトだと認識して、上位表示にも良い影響をもたらしてくれます。
また、記事に対する「読者の滞在時間」も大切。
どんなに良いことを書いていても、読みづらければ読者はサッサと離れて言ってしまいます。
ですので、読者が快適に記事から情報を得られるよう「記事の見た目」にも気を配ることがおすすめです。
Webライティングにおいて「記事の見た目」を良くする方法は
『「Webライティング」書き方のコツ7選』
をご覧いただければ幸いです。
文章の「改行」など、読者がより理解しやすいWebライティングを紹介しています。
Web記事は読者の救世主!?
ここまで
『Webライティング「記事の書き方」初心者向け上位表示のコツ』
をお伝えしてきました。
読者は、解決したいことや叶えたいことがあってWeb検索をするのに、検索結果に何の記事も出てこなかったとしたら、読者は途方に暮れてしまいます。
ということは、悩みを解決する方法や希望を叶える方法が詰まっているWeb記事というのは、読者にとっての救世主と言えるのではないでしょうか。
ただ、上位表示されないと、検索してきた読者の目には届かず、クリックはされません。
また上位表示されても、クリックする記事を選ぶのは読者です。
だからこそ、上位表示されて、クリックしたくなるタイトルにして、読者の役に立つ質のいい記事を作成することが重要です。
ぜひWebライティングで上位表示を目指してください。
当記事がご参考になれば嬉しいです。
オンラインライディングスクール
「WRITAS!(ライタス)」
講師:かがみ やえこ
エッセイスト養成塾「潮凪(しおなぎ)道場ブログ」にて
「文章のコツ・テーマの選び方」などを掲載しております。
お役に立てましたら幸いです。
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「Webライティングをしたい」
「ブログで書いて発信したい」
「エッセイストになりたい」
だけど…
・Webライティングのやり方が分からない
・文章力に自信がない
・エッセイストになる方法がわからない
という皆様に向けた
ライティングスクールがあります!
18ステップのカリキュラムに
潮凪洋介塾長をと現役エッセイスト7名が講師を努め
全くの文章初心者の生徒さんが
6ヶ月後の卒業時には
「WEBメディア」のオーディションに受かり
連載を勝ち取る「エッセイスト」へと成長しています。
カリキュラムでは課題提出があり
実際の文章の添削指導も充実。
「講座についていけるのか…」
「課題をちゃんと出せるか…」
というご不安も、ナビゲーションスタッフが
親身に対応しますので安心です。
ご自身の分野で文章を書いて発信し
何歳からでもエッセイストになれる
『オンラインライディングスクール「WRITAS!(ライタス)」』
のカリキュラム内容やシステムの詳細はこちらから
講師・スタッフ一同
Webライティングをしたい方をお待ちしております!
『オンラインライティングスクール「WRITAS!」』by潮凪道場
最後までお読みいただきありがとうございました。
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