人生を大きく変えるほどに「書ける」ようになる! 第1文字目の始め方
書くことは「自分の魂と向き合う内観行為」
――だから人生が好転する
私は、今でこそ「書くことが人生を変える」などと言っていますが、
「書く習慣」をはじめた20代の頃のことをお話ししましょう。
当時の私は、深夜のファミリーレストランで、ノートにただ単語を並べるばかりでした。
たとえば、
会社で「おまえは使えないな! 大学で何習って来たんだ?」と怒られた日などは、
「会社なんかクソくらえ!」
「おまえなんかの子分にならない!」
「洗脳されねえぞ」
「脱出!!」
など、イライラしながらネガティブな言葉ばかり書いていました。
気分がいい日には自分の夢や将来なりたい姿を言葉で書き表わしてみたりもしましたが、それがまったくしっくりきません。
「これだ!」というなりたい職業をはっきり表わすこともできなければ、具体的な職業の名前が浮かんできたわけでもありませんでした。
未来を想像して文字にしようにも
「こんな暮らしがしたい」
「こんな人生を送りたい」
「こんなところに住みたい」
といった希望もあいまいで、明確に書き出すことなど難しすぎてできませんでした。
けれど、自分の心の声など、最初は「その程度のもの」なのです。
それでも、とにかく心の中の小さな衝動を拾い、
今の気持ちややるべきこと、意中の女性とのデートコースを妄想して書くなど、
すべてとりとめもなく、衝動にしたがってごちゃごちゃとノートに書き出し続けました。
もしほかの人が見たら「ただの落書き」かもしれませんが、これが後に大きな意味を持つようになります。
今の人生に必要なこと、
欲しいと思えるもの、
行きたい方向など、
心が欲するちょっとした感覚をしっかりと発掘し、拾い上げ、そして認識する。
さらにはそれを手に入れようとする。
そのために自分と向き合う行為そのものでした。
あなたも、はじめは自分の心の声を聞き取れない時もあるかもしれません。
ネガティブな日はその声を直に拾い、文字にしてみればいいのです。
会社で腹が立ったこと、
明日やるべきこと、
週末の合コンの服のコーディネイト、
さらには、次に転職するとしたらこんな企業がいい、などです。
あるいは住んでみたい街の雰囲気など、心のなかで憧れていることをしっかり拾い、文字にしてみてください。
なぜだかとてもスッキリした気分になり、本当の自分を取り戻したような気持ちになれます。
まずは気軽に肩の力を抜いて、そしてペンを持ち、最初の1文字を書いてみてください。そして心が軽くなるのを感じてみてください。
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潮凪道場 塾長 潮凪 洋介
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