潮凪道場の原点
思い起こせば23歳の日を思い出す。
社会人になっても仲間とクラブパーティやイベントを六本木でガンガン打って、夜遊び三昧だったあの頃・・・
「物書きで食っていきたいっす」
僕はあの家田荘子さんにそう言ったのを覚えている。
そのときは厳しいお言葉を頂いたが、家田さんは、忙しい仕事の合間に、僕のつたない、企画書というか目次案を見て、添削をしてくださった。
その時の目次案は今でも残っている。
どうして家田さんと知り合ったか?
当時、家田さんは渋谷や六本木の若者のカルチャー、とくにアンダーグラウンドカルチャーを取材していた。
その時の「取材相手」が僕だったのだ。
街でイキガッテいるタダの小山の大将が僕
最初に会った時僕は20歳。家田さんはもう有名作家だった。
それから2年後・・・時々交流はあったとしても―――
口の聞き方も、身の程も知らない「社会人になりきれないガサツで生意気な23歳の少年」を相手にしてくださった家田さんはすごいと思う。
もちろんとうていいまでも彼女の足元にも僕は及ばないが、あの経験があったからいまがある。
あのときの家田さんの生声がいまも生きている。
だからそうやって僕も継承してゆきたい。
今日道場に来た25歳の若者を見て昔の自分を思い出した。
ああ、続いているんだな・・と。
いつか家田さんにお礼をしに行こう。
「あんときの俺っす」と・・・
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