こんにちは!
こんにちは!
著者・文化人養成 SHIONAGI DOUJOUの潮凪洋介です。
「書くだけで人生が動き出す」潮凪洋介 レッスン!
普段のレッスンのなかではあまり話さないノウハウやエピソードをお届けします。
それではさっそくいってみましょう!
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◆文章は「頭」ではなく「環境」で書く!
私がここで言いたいのは、文章は「環境」で書け!
ということです。
どんなに「書けない!」「書きたくない!」と思っても、
環境を変えたとたんに、なぜか「すらすら書ける!」
「どんどん書きたい!」に変わることがあるからです。
実は私もよくこの手法を使います。
「ああ、今日はあまり書けそうにないなあ」、
そう思った瞬間、とにかく「環境」を変えてしまいます。
近くのカフェに移動することもあれば、
アトリエ下の浮き桟橋に移動することもあります。
船に乗って東京湾を移動し、
お台場の砂浜に行くこともあります。
あるいは車に飛び乗り、湘南に移動し、
海の見える駐車場に行くこともあります。
またある時は電車に飛び乗り、
行く先を決めずにとにかく移動します。
そうすることで、目に映る景色が変わります。
すると、それが心の中のまったく別の「アプリケーション」を起動させてくれます。
気持ちはみるみる軽くなり、ワクワクしはじめます。
そしてPCのキーボードに手を乗せた瞬間、
あるいはノートにペンを置いた瞬間、
スラスラと文字がつむぎ出されるのです。
これはまず、
1.いつもとは異なる景色が脳に刺激を与え
2.そのことによって脳の中のいつもとは異なるアプリケーションが起動し、
3.これまで締まっていた頭の中の引き出しを開け、
4.自分の中に眠っていた知識や思想、熱意や憧れ、
過去の経験から刻まれたセオリーを引き出してくれるからに他なりません。
あなたはただそのすばらしい環境の中で心に浮かび上がった感情を、
そのまま言葉としてつむぎ出せばよいのです。
「ああ、なんて青い空なんだ。
この空を見ていると、会社で起こった些細なトラブルなんてどうでもよくなるなあ。
悩んだらまたこの空を見に来よう」というように、
飾らずに文字にして、あとは写真と一緒にフェイスブックやブログにアップし、
ウォーミングアップを開始すればいいのです。
現地に着いたら、まずは焦らず30分くらい景色を眺めてみてください。
お弁当を食べたり、あるいはビールを飲んだりしてもいいでしょう。
環境からエネルギーを摂取し、それが体内に充満するまで待つのです。
感情や気づき、言いたいことが頭の中に浮かび上がってから書いても、
決して遅くはありません。
大切なのは「うまく書こうとすること」ではなく。
心躍る環境に行き、その心の状態をそのまま、
まるで絵を描くように文字化するということ。
読者が感動し、共感するのはあなたの技法ではありません。
心の動きが表現された文章なのです。
もし今後、突然「何も書けない状態」に陥ったとしても、
そこで自分を責めてはいけません。
環境を変えることで80%解決できるからです。
そう、つまりあなたは「場所を移動するだけで書ける」のです。
書くことに煮詰まったら、
とにかく立ち上がり、
今いる景色の外に移動してみてください。
部屋の扉を開けて、視界の外に飛び出す―
そうするだけで、今あなたが書こうとしているテーマについて、
思いもよらぬ「脳の引き出し」が開きはじめます。
とにかく「移動する」。そして躍動する心の動きをそのまま描写する。
それだけであなたの執筆センスと執筆の馬力は驚くほどパワーアップするはずです。
ぜひ試してみてくださいね。
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